ミミズコンポスト@うさちゃんねる

シマミミズを育成しながら様々な実験を行うというブログ

ミミズコンポストの始め方、家庭のゴミを堆肥に変えよう!

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今回はミミズコンポストの方法について書きたいと思います。

実はいろいろな実験だけに気を取られ肝心のミミズコンポストの方法を置き去りにしてしまっていましたw

 

 

ミミズコンポストとは?

 

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まずミミズコンポストがどんなものかというとシマミミズというミミズをコンポスト容器に入れその中に生ゴミを入れていくとミミズが生ごみを食べて良質な堆肥(たいひ)にしてしまうというものです。

小スペース、低予算で簡単に始められて、上手にコンポストしていれば臭いも全く発生しませんいいことずくめのようですが

 

ミミズが気持ち悪いという点がデメリットですw

この唯一のデメリットがミミズコンポストが敬遠される理由なのは間違いないですw

 

ミミズの種類

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ミミズコンポストで使えるミミズはシマミミズだけです。

赤ミミズとシマミミズの雑種のミミズもコンポストに使われているようです。

体に白いシマが入っているのが特徴で、畑の中を掘ると出てくる種類はフトミミズというミミズでコンポストには向きません。

 

シマミミズの購入方法としてよく公開されているのは、ミミズちゃん熊太郎

 

 

フトミミズとシマミミズの違い

フトミミズがなぜミミズコンポストに向かないのかというと、フトミミズは穴を掘って、土の中を生活圏にしますが、シマミミズは、表面に住んでいます。

そしてフトミミズは生ごみを食べません。

 

シマミミズってどんな生き物?

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シマミミズはすごく面白い生き物です。僕もいろいろと実験していますが、面白いですよ。

まず雌雄同体といって雄雌が一緒になっています。ほかのミミズで、体を半分にしても両方が生きているというミミズもいますがシマミミズは頭のあるほうの片方しか生きられないです。

 

寿命は一年、生まれた赤ちゃんは1cmという大きさです。

体の90パーセントが水分でできているといわれています。

 

どんな容器がいいの?

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シマミミズは光を嫌いますので光を遮断するために、不透明な容器を選びましょう。

コンポスト箱は高額で販売されていますが、少量を飼う場合は、自作する人が多いです。

 

安価なものでいうと発砲スチロール容器、僕は工具箱の大きなサイズに穴を開けて使っています。

 

あまりにも大きな穴を開けるとミミズが逃げ出してしまうので小さなサイズがいいです。大きな穴を少し開けるより小さな穴を多く開けましょう。

 

木製で作っている人もいましたが、数年使うと腐れてしまっていました。

 

シマミミズは土の中に住むのではないので多くのミミズを飼うには深さではなく表面積が多い容器を選びましょう。

シマミミズが堆肥化できる最大生産深度は61センチです。

 

この容器だとどのくらいの量飼える?

1平方フィートあたり1ポンド(0.45kg)のミミズが飼えるとありますが、環境により変わると思います。

環境が悪いとミミズが繁殖しなくなるので増えすぎることはありません。

 

シマミミズが好む環境

一般的なミミズのイメージ通りの環境です。

暗くて、少しジメジメしている所です。あまりにも水分が多いと溺れるという話もありますが水中でも生きれるという話もあります。

 

温度

人間にとって快適な温度がミミズにとっても快適です。

寒すぎると、堆肥化をストップしたり冬眠します。

暑すぎると、☆になります。

 

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生ゴミ以外にも新聞紙、段ボール燃えるものなら何でも食べるみたいです。

新聞紙のカラー部分はミミズにとって毒性がある場合もあるそうなので取り払ったほうがいいです。

 

飼い始めてから一週間はミミズが環境になれていないので落ち着くまで与えないほうがいいです。

細かく刻むことで、早く腐れてミミズの食べごろが早くなります。

シマミミズが食べているのは餌ではなく餌についた微生物だという話ですが、明るいところで餌を食べているところを見れないのでなんともいえないです。

 

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好みの餌

なにが好みかはミミズに聞いてみないとわからないですが

100円均一などに売っているココナッツ繊維、牛フン、甘いものが好みだそうです。

甘いものは減るのが早いので好まれていると思われているのかなと思いましたが腐りやすいので、減るのが早いだけで好みなのかな?と思います・

他にも果物や野菜の皮、粉砕した卵殻、ティーバッグ、コーヒー、ピートモス

パン、人間動物の毛、乾燥した草

 

与えてはいけない餌

与えてはいけないものはミカンなど酸っぱいものは苦手のようです。

過度の柑橘類、玉ねぎ、ブロッコリー、ガム、新聞のカラーページ

 
与えないほうがいい餌

肉、魚、乳製品これらは、分解に時間がかかり、害虫、臭いの発生の元になります。

木の枝や葉っぱの茎などは与えてもいいですが取り除いたほうが分解は早いです。

 

床土

クワガタやカブトムシのように床土が要ります。

ピートモスと呼ばれる軽い土、新聞紙、牛フンも僕は使っていましたが飼えました。

 

餌の量はどのくらい?

ミミズは自分の体重と同じくらいから、半分の量を一日に食べるといわれています。

4人家族の一般的な家庭から排出される生ごみを処理するには1キロのミミズが必要です。

 

収穫

コンポストを初めて3か月から5か月で堆肥が完成します。

収穫のためには、2週間ほど餌を与えないでゴミを分解してしまいましょう。

ミミズを増やすのが目的ではなく、複数コンポストを所有しているという方は、完全に餌がなくなるまで放置して、ミミズが☆になって堆肥として収穫する人もいるようです。

 

シマミミズを残した堆肥収穫方法

コンポスト容器が一つしかなくてシマミミズまで堆肥化してしまったら、次回のコンポストに使うミミズがいなくなりますので、シマミミズを採集しないといけないです。

これにはミミズが光が苦手なのを利用した堆肥との分離方法があります。

 

まずシートを用意します。明るい場所でシートの上に堆肥をこぼします。

するとミミズは光を嫌がり、堆肥の中に入っていきますので、昼間ならそのまま少しずつ堆肥だけを採取していけば、シマミミズだけが残ります。

 

 

 

今回はこんなとこでサクサクっと書いていきましたが、まだまだミミズは謎の多い生き物です。

これからまたどんどん記事を書いていきますよ!